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商品情報: |
価格:¥2,415 発送可能時期:在庫あり。 出版日:2007-04 セールスランク:701883 単行本
著者:高橋 弘 出版:新教出版社 (ASIN/ISBN:4400221202, EAN/JAN:9784400221203)
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カスタマーレビュー: |
前著に比べるとかなり落ちる (2008-11-18)
前著「素顔のモルモン教」の内容と記述ぶり:学者らしく冷静に事実を積み上げ(自分の判断は控えて)論証する態度に好感を得て本著も購入しましたが,かなり幻滅したというのが本音です.ただし,興味深い内容は含んでいるので星二つとしました.
また,前後に重複する内容が含まれており,どうやら,いくつかの場所(時期)で発表した著述をくっつけたようです.また,前著と異なり,事実の積み重ねから真実を浮き出させるというよりは,最初に結論ありきの書き方が随所に目立つように思いました.本としての完成度は前著に比べて格段に低いように思います.
内容に関しては,余り語られて来なかった,アメリカ西部開拓史の裏の部分(=アメリカ合衆国の成り立ちの裏の部分)とそれを生じた精神風土を,モルモン教会のユタへの入植を典型例として述べたいという学者らしい動機で書かれている部分(これについては大変興味深い)と,モルモン教会を断罪したいという動機が主のような部分が混在しているように思います.前者に徹していれば,前著同様,よい本になったと思います.また,モルモン教会を断罪するにしても,より効果的だったかもしれません.
読んでみて,アメリカ西部開拓時代というのは,日本の戦国時代のようなものだと感じました.「力が正義」であり,それを利用して,最下層から成り上がった人物なり集団なりが一国の主になると,今度は,「力が正義」を否定して,社会安定のための秩序を積み上げていく,その際には,カリスマ的指導者だけでは不十分で冷徹な現実主義者も登場してくる.内部が苦しいときは,ことさらに外的を作ったり,内部粛正も行なう.そういった,どこの国にもあり得る事柄に,モルモン教会の独特の教義が加わった濃密な事象がモルモン教会のユタへの入植だったというように思えました.
ユタ (2008-10-05)
2008年米国、コロラド州エルドラドの教団施設より、一夫多妻制から生まれた未成年者たちを、警察が虐待被害児童として保護。にも関わらず、テキサス州は児童を、施設および親元へ戻す指示を出したという。それから、ユタ州には、モルモン教徒たちの、度重なる近親婚の影響から、遺伝性の重度の精神疾病者、てんかん患者が、不自然に、大量にまとまって存在するのだそうである。モルモン教の、一夫多妻主義というのは、アフリカ原住民族やイスラム教徒のライフスタイルに通じるものがあり、大変、興味深い。モルモン教徒というのは、一種、先祖帰りした、まだまだ野獣味の抜けない、つまり欧州人などと比して、洗練されない野蛮な人々の寄りどころたるものなのではないかと、本書は考えさせてくれる。米国のリベラル層が、非常に合理的で高い教養程度を持つのに対し、モルモン教徒に代表されるような、そのようにはなれない人々というものが、今この21世紀にも、脈々と存在するという現実に、『人間不平等論』を思わずにいられない。彼らモルモン教徒の、極端な白人至上主義も、ある意味、劣等感、それも同じ白人同士の優劣の有る無しを、人種差別に転換し、自己正当化をはかる手段なのではないか?日本も格差社会時代に突入。このようなトリッキーな人々が出現してくること必須だろう。
待望の新著 (2007-04-13)
前著の「素顔のモルモン教」ではモルモン教の成立を中心に、モルモン教全般について述べられていたが、今回は第2代の予言者のブリガム・ヤングとユタ州の歴史に絞り込んでモルモン教を掘り下げている。マウンテン・メドウの大虐殺、多妻婚の実体など、他者の追随を許さない内容で満たされている。必読書といえる。
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