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国内 : 神の御旗のもとに
投稿者: sitemaster 投稿日時: 2005-2-19 18:00:00 (1147 ヒット)

 「神の御旗のもとに」(仮題)という本が河出書房新社より出版される見通しです。著者:ジョン・クラカワー、訳者:佐宗鈴夫。定価2,520円。

 神の名において殺人を犯したモルモン教原理主義者の兄弟を軸にして「宗教」とは何かを追求するノンフィクションです。

 関係者の話では、出版社側も翻訳にあたっていろいろモルモン教会の用語や歴史を丹念に調べており、国内のモルモン研究者もこの本を高く評価しているとのことでした。



 原書のタイトルは「Under the Banner of Heaven: A Story of Violent Faith」で、全米ベストセラーです。

 原書に対する以下のようなレビューがアマゾンにありました。


ロンとダン・ラファティー兄弟が、彼らの弟アレンの妻とその幼い娘を殺害したのは1984年。この事件はその残虐性だけでなく、神から直接下された命令に従ったと兄弟が主張したことで、注目すべき犯罪となった。『Under the Banner of Heaven』でジョン・クラカワーは、殺人者とその犯罪の物語だけでなく、この2人を生み出したモルモン原理主義の暗い世界に焦点を当てている。


モルモン教には、真の信者は神と直接話せるという考えに基づいて興された部分がある。しかしモルモン教の主流派が一夫多妻の教義を否定し、一般大衆により受け入れられやすい宗教を目指したのに対し、原理主義の分派はこれを背教とみなして、自分たちが正しいと信じる人生をおくるために隠れ住んでいた。・・・・ (アマゾンのレビュー記事より)



 原書がアメリカで出版された際は大問題になり、2003年6月27日、末日聖徒イエス・キリスト教会は公式サイトで以下のような異例のコメントを発表して反論しています。

 ・・・この本は歴史書ではないしクラカワーは歴史家ではない。彼は物語を面白おかしく見せるために仔細を省く語り手である。彼の基本的な主張は、宗教を信じる者は不合理な存在であり、その不合理な存在は奇妙なことをしでかすと言うことのようだ。古い固定観念を広めることで読者に多大な損害を被らせている。彼は自分の物語を伝えるように助ける狂信者や過激派を150年前のように見つけ出し、当時と同じ刷毛を使って全てのモルモンにタールを塗ろうとしている。違うところは、彼の尺度による判断、ということである。あなたの友好的な隣人も含めて、全ての末日聖徒が暴力的な傾向をもっていると結論付けることが認められるであろうか。クラカワーは無意識のうちに、全てのドイツ人がナチであり、全ての日本人が特攻隊であり、全てのアラブ人がテロリストであると信じている人たちの陣営に自分の身を置いているのである。・・・ (末日聖徒イエス・キリスト教会の公式サイトより)

 近日中に出版されると思われますので、ご興味のある方はぜひご一読下さい。


河出書房新社|神の御旗のもとに

アマゾン|Under the Banner of Heaven: A Story of Violent Faith

末日聖徒イエス・キリスト教会|ジョン・クラカワー著「神の御旗のもとに」に対する教会の回答

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